虫歯が象牙質や歯髄(歯の神経)にまで進行してしまった場合、細菌に侵されてしまった部分を除去する必要があるため、「歯を削る」「歯髄を除去する」治療を行います。これらの治療には痛みを伴うため、麻酔注射をしなければなりません。
麻酔注射と聞いただけで、「痛そう」「恐い」と思う方は多いでしょう。確かに歯医者に行きたくない理由として、麻酔注射の悪いイメージが大部分を占めていると思います。しかし、キトウ歯科医院では、最小限の痛みで留めるために、丁寧な治療だけでなく、様々な工夫を取り入れております。
麻酔の最初の痛みは針刺し時です。
表面麻酔剤(ビーゾカイン・ゼリー)を塗る事でこの痛みは和らぎます。
麻酔の針刺しの痛みを忘れさせるテクニックです。「麻酔のおまじない」と称しています。
緊張をほぐし、リラックスして頂ければ痛みは最小限になります。
麻酔液を注入するスピード、注入する圧力のばらつきからも痛みが生じます。極細注射針の電動注射器を使用し、コンピューターによる繊細な注入圧力と注入スピードにより、麻酔注射時の痛みを大幅に軽減することができます。
ドックスベストセメント
少し深くなった虫歯にこのセメントを使うことで出来る限り神経を保護し、無痛下で治療が行えます。
セメントの成分が残った虫歯を無菌化し元の固い歯質にしてくれる画期的なお薬です。
歯周病は風邪などと同様に、細菌が原因で起こる感染症の一つです。
歯の周囲組織が破壊される病気で、日本人の約80%以上の方が歯周病にかかっていると言われており、そのうち40%の方が歯周病が原因で歯を失っているのです。
歯周病は適切な治療を行わない限り治ることのない病気です。できる限り早く進行を抑えることが、唯一歯を失わないための方法です。
など、上記のような症状があったらすぐに歯科医院で診てもらいましょう。
口腔環境が悪化してくると、歯周ポケット(歯と歯茎の間)にプラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。この不衛生な状態が長く続くことにより、歯周病菌はネバネバした物質を分泌し、「バイオフィルム」という歯周病菌が生息しやすい環境を作り出します。
食べカスや無数の細菌がネバネバした物質を分泌しあって生息しているバイオフィルムは、表面が強固なバリアのようにに作られており、抗菌物質や歯磨きでは完全に除去することができません。
歯周病菌にとって生息しやすい環境になっているのです。
歯周病の基本治療はお口の中を衛生的にすることです。
ですから、歯科医院での治療(プロフェッショナルケア)とご自宅でのホームケアをしっかり行わなければ治らない病気です。歯科医院と患者様とで互いに協力し合って、歯周病の改善に努めていきましょう。
通常行われている歯周病治療では、歯科医院でのプロフェッショナルケアとご家庭での口腔ケアを徹底的に行い、衛生的な口腔環境を作ることが歯周病治療の基本とされています。ですから、歯周病の原因菌(微生物)が何であるのかを特定するようなことはしませんでした。
これまでは、患者様に「歯の大切さ」「歯を失うことのリスク」を説明し、モチベーションを高める努力をしても、継続して最適な口腔ケアを行うことが難しく、どんなに頑張って治療しても、最終的に歯を失ってしまう方が多くいらっしゃいました。
これは非常に残念なことなのですが、歯周病が感染症であるにもかかわらず、歯周病の原因菌への対策を行ってこなかったことが大きな要因といえます。お口の中に菌がいなければ、歯周病にはならないのです。
ここでご紹介する歯周内科治療は、一般的な歯周病の治療に内科的要素が加わった歯周病治療システムです。原因さえ突き止めることができれば、最適な対策を行うことができます。
内服薬 ジスロマック
1日に1回2錠を3日間服用します。
歯周病嫌気性細菌に対して強い抗菌力を発揮する抗生物質で、細菌の蛋白質の合成を阻害することで、その増殖を抑えます(静菌作用)。
薬物自体が備えている食細胞を利用したドラック・デリバリー・システム(ファゴサイトデリバリー)により感染局所に集中して留まり、長期的に強い抗菌力を発揮します。
歯周内科専用歯磨き剤 ペリオバスターN
真菌(カビ)の除去が目的の、天然成分で構成された安全な歯磨き剤です。
ペリオバスターの主成分は食肉類の腐敗防止剤として開発されたもので、飲み込んでしまっても人体に安全な天然成分です。 アロエやヨモギ、ヒノキ、人参、海藻といった漢方の成分でできており、副作用の心配もありません。歯周病の方への効果は絶大です。
歯周病は歯周ポケットなどの歯周組織で知らぬ間に進行します。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は歯科医師や歯科衛生士が専用器具を用いて行う、専門的なお口のクリーニングです。
PMTC(歯のクリーニング)を受けることで、日常の歯磨きで落とすことのできないバイオフィルムを、確実に除去することができます。徹底的に清掃してもらいましょう。
また、口臭の予防や、歯の着色を改善する効果もあり、さわやかで気持ちの良い治療です。
炭酸ガスレーザーを使用し、歯周病菌の殺菌を行います。
レーザーには鎮痛・麻酔効果、消炎・消毒・止血効果、組織の活性化作用といった効果があり、出血もすぐに治まり痛みもほとんどありません。そして、多くの場合、麻酔の必要もありません。
炎症の起こっている歯周ポケットにレーザーを照射することで、殺菌効果だけだなく、出血がおさまり、膿を出してくれたりなど、症状の回復を促進させます。
レーザー治療を行うことにより、健康的で引き締まった歯茎を再生します。
子供のお口はとてもデリケートです。歯が生えたり生え変わったり、お口の環境は常に著しい変化が起こります。お子さんの置かれた状況や環境により、虫歯のできやすい場所が異なります。子供の歯は大人の歯と違って軟らかいために虫歯の進行がとても早く、気がついた時には大きな虫歯になっていた。などということもよくある話です。
小児歯科では、虫歯にならないために予防に努めることはもちろんなのですが、「乳歯が抜けてから永久歯に生え変わるまで」をしっかり管理していくことが一番大切です。永久歯を正しい位置に生やすことで噛み合わせを整え、お子さんの健康的な将来を見据えたお口を育てることを目標にしています。
当歯科医院で行う予防歯科は、虫歯のない健康な歯とお口を目的としており、お子さんがいつまでも健康な歯でいられるよう、お母さん方をトータルにサポートしています。
乳歯だからといって虫歯を放置してしまうと、正しく噛めないことによる咀嚼不足から、顎が十分に発達しません。子供の歯並びは、乳歯から永久歯に生え変わる過程で整っていきますから、将来的に悪影響を及ぼしかねません。そして、歯並びが悪いことによって虫歯のリスクが高まり、顎の成長や骨格などにまで影響を及ぼしてきます。
お子さんの歯並びや噛み合わせを育てるためにも、虫歯になりやすい乳歯をきちんと管理し、虫歯から守っていくことが大切です。
フッ素には歯の表面のエナメル質を丈夫にし虫歯に強い歯質を作る性質がありますので、歯科では虫歯の予防処置に用いられています。
当歯科医院では、高濃度(9000~9500ppm)のフッ素を塗布して、虫歯になりにくい強い歯質を作ります。1回のフッ素塗布だけでは高い効果は期待できないため、定期健診の際にフッ素塗布をし、虫歯予防の効果を高めます。
また、フッ素には歯の再石灰化を促す作用と抗菌作用があります。ごく初期の虫歯ならフッ素塗布と食事指導・ブラッシング指導などを定期的に行うことで自然に治ることもあります。
シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の噛み合わせの溝にレジン(プラスチック)を埋め込んで、歯垢がたまりにくい環境を作り、虫歯を予防する方法です。歯を削らずに、高い予防効果が得られることが特徴です。乳歯はもちろん、永久歯にも有効です。
虫歯になりすい歯に行うため、6歳頃に乳歯の奥に生えてくる第一大臼歯に行うことが多いです。
生えたばかりの永久歯は軟らかくて溝が深いため虫歯になりやすく、まだ歯磨きが上手くできないお子さんでは、汚れが残り虫歯になってしまうことが多々あります。第一永久歯は、一生の歯並びを決め、噛む能力の最も大きい大切な歯ですから、十分な予防処置を行い大切に育てていきましょう。
クリーニング専用機器により、歯磨きだけではできない歯と歯の隙間のプラークの除去や、歯の汚れ・着色を落とします。子供の場合は大人と違い、ヤニや茶渋などの強固な汚れはありませんが、専門家が丁寧にクリーニングすることで、虫歯予防の効果が高まります。特に歯茎の炎症のリスクが高いお子さんには受けていただくことをお勧めしています。
3ヶ月~半年に1回のペースで受けていただくことで、予防効果が持続します。
気持ちよくて、歯がツルツル・ピカピカになりますから、お子さんも喜んでくれますよ。
サホライドはフッ化ジアンミン銀が主成分で殺菌作用と虫歯抑制作用を持つ薬剤で、薬に含まれている銀の沈着により虫歯の進行を止めます。副作用として、虫歯の部分のみが黒くなります。健康な歯は変色しません。
歯を削る治療が難しい小さいお子さんの軽い乳歯の虫歯や乳歯の生え変わり時期など、サホライドを歯面に塗り虫歯の進行を遅らせます。
虫歯の進行止め(抑制)としては大きな効果がありますが、虫歯予防のための治療法ではありません。対症療法であることをご理解いただいた上で行い、周囲の歯への定期健診も怠ってはいけません。虫歯にさせない、虫歯を進行させない努力が何よりも大切なのです。
乳幼児から小学校高学年までは、お口の環境は成長するにつれ「歯の生え変わり」「顎の成長」などの様々な変化がありますから、虫歯の予防はもちろん、歯並びや噛み合わせなどの診査も必要になってきます。そのような状況の中、お子さんの歯を守り噛み合わせを整え、健康を維持していくためには、虫歯の早期発見・早期治療、虫歯の予防処置など定期健診で口腔内の状態を把握し、年齢に合わせた予防法を受けていくことが必要です。
当歯科医院ではお子さんの成長に合った健診プログラムを設け、その時のお口の環境にもっとも有効な予防歯科治療の提供に努めています。 私達と一緒に、お子さんの将来を守って行きましょう。
虫歯や歯周病は、治療したからといって全てが解決するわけではありません。治療をすればその間の費用がかかることはもちろんですが、健康であれば傷付ける必要のなかった歯を削り、歯茎の状態を悪くしてしまうことのほうが、何よりも残念なことです。
治療を行うことで、見た目や歯の状態を回復することはできますが、決して元には戻らないのです。
定期健診を十分に行っていれば、たとえ虫歯になってしまっても、歯を削ることなく経過観察で回復することもありますし、歯周病になってしまっても、初期の段階であれば最小限の治療で対応できますから、痛みが少なく、歯を大切にする治療である「MI治療」が可能になります。
積極的に「虫歯や歯周病になる前の定期健診」を行い、私たちと一緒にお口の健康を守っていきましょう!
虫歯や歯周病の原因はバイオフィルムです。
細菌の要塞(棲家)になるバイオフィルムは、歯磨きだけでは落とすことができず、また抗菌物質や免疫細胞も跳ね返すとても厄介な存在です。歯と歯茎の隙間など、歯ブラシが届かないところには、日々少しずつバイオフィルムが増殖していきます。
健康な口腔状態にするためには、バイオフィルムがどのような状況なのかを定期的にチェックし、専用器具で除去しなければなりません。
歯科医院で行う定期的なメインテナンスではPMTC(お口のクリーニング)を中心に行い、バイオフィルムや歯石を除去して、さわやかなお口の環境を作ります。
また必要に応じて適切なホームケア(ご自宅でのケア)のご提案もさせていただき、口腔内の良い状態を維持します。これが歯科医院で行うプロフェッショナルケアです。
予防歯科は、ご自身で毎日行うセルフケア(歯磨きや食生活など)と、定期的に行う歯科医院でのプロフェッショナルケアの両立が大切です。
患者様と歯科医院との共同作業。それが予防歯科なのです。
クリーニング専用機器により、歯磨きだけではできない歯と歯の隙間のプラークの除去や、歯の汚れ・着色を落とします。子供の場合は大人と違い、ヤニや茶渋などの強固な汚れはありませんが、専門家が丁寧にクリーニングすることで、虫歯予防の効果が高まります。特に歯茎の炎症のリスクが高いお子さんには受けていただくことをお勧めしています。
3ヶ月~半年に1回のペースで受けていただくことで、予防効果が持続します。
気持ちよくて、歯がツルツル・ピカピカになりますから、お子さんも喜んでくれますよ。
口腔環境を整えるためには、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが必要です。
当歯科医院では、治療が終わった後もその状態をより長く保つための定期管理を、患者様のご希望やお口の状態によって2~3ヶ月ごと、6ヵ月ごとに行っております。
1.口腔内検査
歯や歯茎、歯並びの状態を診ます。
2.ブラッシングのチェック
歯垢染め出しなどにより磨き残しをチェックします。
3.歯のクリーニング
バイオフィルム(歯垢・歯石)を除去し、歯面をキレイに磨き上げます。
4.メンテナンス
前回の定期健診から虫歯や歯周病が進行していないかチェックし、早期発見・早期治療を目指します。
治 療
必要があれば、虫歯や歯周病などを治療します。
歯が白くて、歯並びがきれいな方の笑顔はとても素敵に見えます。そして、清潔で明るい印象を相手に与えますから、コミュニケーションもスムーズにいくことでしょう。
当歯科医院で行う審美歯科は、ただ歯を白くキレイにするだけではなく、歯並びや噛み合せの不具合をしっかり改善し、お口が本来持ている美しさと機能性を追及した治療です。
日頃からお口に不安や不満をお持ちでいるなら、審美歯科を選択することできっと豊かな生活に繋がるはずです。
セラミックスジルコニアのフレームにセラミックを焼き付けた修復物です。このフレームはコンピュータで精密に削り出して製作します。
ジルコニアの特徴は高強度と安全性で、化粧用のファンデーション、整形外科の人工関節、スペースシャトルの耐熱タイルなどに用いられている優れた材料です。
生体親和性が高く、金属による黒ずみや金属アレルギーの心配のないメタルフリーな材料です。
セラミックス(陶材)のみでできた修復物です。
自然の歯に近い性質を持ち抜群の透明感を出すことができます。
金属を全く使用していないため、金属が溶け出すことによる歯茎の黒ずみや金属アレルギーの心配もありません。主に前歯に使用します。
金属のフレームの表面にセラミックスを焼き付けた修復物です。
表面に焼き付けたセラミックスが歯本来の自然な白さを再現してくれます。
透明感ではオールセラミックやジルコニアにはかないませんが、セラミックの美しさと金属の強度があり、前歯はもちろん大臼歯や複数歯のブリッジにも利用できます。
開発からの歴史があり、噛む力に耐える強度と長期間の耐久性を兼ね備えた素晴らしい治療法です。
ハイブリッドセラミックスは、保険診療で使用可能な硬質レジン(プラスチック)とセラミックを混合させた材料です。
セラミックは審美性に優れるのですが、自然歯と比べると硬すぎるという欠点があります。逆に硬質レジンはセラミックに比べ軟らかいのですが、変色や磨耗しやすいなどの欠点があります。
ハイブリッドセラミックスは、それぞれの利点を併せ持った材料で、強度と耐久性・審美性を持ちながら、より自然歯に近い硬さを再現することができます。
自然歯に近いことで、経年変化による変色や磨耗が起こるこという欠点がありますが、硬質レジンを使用することで価格も抑えられ、取り入れやすい治療法と言えます。
金合金や白金加金を使用した修復物です。
ゴールドを使用していますから場所によっては目立つことがありますが、見た目さえ除けば、もっとも歯に適合する材料です。多くの場合、臼歯などの目立たない歯の治療に使用します。
しなやかで加工しやすい素材のため、歯との適合性が良くぴったりと歯におさまります。保険の合金や銀合金と比べて、隙間からの2次的な虫歯になりにくく、噛み合わせる歯にも負担をかけません。
ラミネートベニアは歯の表面を薄く削り、シェル状の薄いセラミック(陶材)を貼り付ける治療法です(つけ爪のような感じです)。
ホワイトニングでは白くならない先天的な変色歯や、前歯のすきっ歯(正中離開)の改善、歯の大きさを変えたい場合などに使用します。1~2回程度の通院で済むことも大きな魅力です。
治療により自然の歯に近い透明感が再現でき、変色もしないので、いつまでもきれいな白い歯を保つことができます。
すきっ歯の治療の場合には、矯正のように歯を動かすのではなく、ラミネートを貼り付け隙間を埋めて改善しますので、手軽に行うことができます。
ホワイトニングとは、歯を削らずに薬剤で白くする方法です。
歯の着色、黄ばみなどでお悩みの方は、口元が引き締まりお顔立ちまでキリッとします。
当歯科医院では、持続的な白さが期待でき、ご自宅で行っていただける「ホームホワイトニング」をおすすめしています。
ご自宅でマウストレーにホワイトニングジェルを塗布して決められた時間、継続的に装着することによってホワイトニング効果を得ます。
最初に歯科医院でご自分の歯列(歯並び)にあった専用のマウストレーを作っていただきます。
ご自宅でマウストレーにホワイトニングジェルを塗布して、毎日決められた時間トレーを装着することで化学的に歯を白くする効果が得られる簡単な方法です。
色の後戻りも少なく白さが長続きします。
ぜひ一度、おためしいただくことをおすすめします。
歯はただ単に物を食べるためだけにあるのではありません。
「食べる」「話す」「笑う」という刺激は、全身の健康に大きく影響する大切な要素です。
「歯を失ったことで初めて不便さに気がついた。」
「定期的に健診してもっと歯を大切にすれば良かった。」
などは、患者様からよく聞かれる言葉です。
おいしい食事をし、楽しいお話しをし、そして思いっきり笑えることが、年を重ねるにつれて人生にとってとても大切な時間であることは間違いありません。
歯が抜けて入れ歯になっただけでも辛いのに、その入れ歯が合わなかったりでもしたら、人生の大きな楽しみが減ってしまうことでしょう。
合わない入れ歯を我慢して使用することは、口元の“たるみ”や“しわ”などが現れ、10歳以上老けて見えてしまうくらい、年齢を左右すると言われています。逆に言えば、最適な入れ歯を選択することは、10歳以上若々しく見えることに繋がります。健康なお口の機能でいられることは、若々しさを保つための最大の秘訣とも言えるのです。
入れ歯には「総入れ歯」と「部分入れ歯」、そして「保険の入れ歯」と「自費の入れ歯」があり、使用できる素材も構造も様々です。
当歯科医院では、患者様が入れ歯のことでお悩みにならないよう、お口の状態をきちんと診断・診査した上で、どのような入れ歯が合うかご提案いたします。
入れ歯の作製でもっとも大切なこと。
それは「噛み合わせ」です。
“噛み合わせに始まり、噛み合わせに終わる。”と言っても言い過ぎではありません。しかし、この噛み合わせを最適な状態にするのは大変に難しいのです。
入れ歯で噛むと痛い。噛みにくい。話しづらい。などの原因のほとんどは「不適切な咬合」によるものです。入れ歯を作製する際には、噛み合わせの採得を行いますが、その採得が上手くいかないことにより合わない入れ歯が出来上がってしまうのです。
当歯科医院の入れ歯治療では、「軟化パラフィン圧接臼歯部咬合法」という特殊な方法で噛み合わせの採得を行うことにより、非常に快適な入れ歯をご提供することができます。
金属床義歯は、床部分に金属を使用することで、強度を確保したまま薄く小さくできるので、軽くて割れにくい入れ歯に仕上げることができます。異物感が少なく適度な密着感がありますので、会話がとても楽になります。
また、薄い床部分と金属の熱伝導性により、食事の熱をお口で敏感に感じることができので、美味しい食事も楽しめるようになります。
一般的な義歯は残った歯に金属のバネで義歯を固定しますが、「アタッチメント義歯」は固定する歯と義歯を一体として作る事により義歯が動きにくくなり快適な噛み合わせができます。
支えになる歯に特殊な維持部分をつくり、義歯内部に組み入れたバネと精密にあわせます。
いわゆる「鍵と鍵穴」の関係と似ており、お口の中で違和感も少なくぴったりします。セラミック冠と組み合わせれば見た目もきれいになります。
すでに支えになる歯に「被せもの」が装着している場合にお勧めします。
ミラクル義歯とは、大阪府の中川瑛雄先生(歯科医師)が考案された入れ歯で、今までの入れ歯の考え方を覆す新時代の入れ歯です。歯茎に当たる部分がすべて樹脂でできているため非常に軽く、吸着感・使用感も抜群で目立つこともありません。
殆ど金属を使用しませんのでお口にやさしい部分入れ歯です。
ミラクル義歯の考え方に、われわれ歯科医師自身が驚きと期待をし、その技術と知識を吸収しようと日々努力しています。
当歯科医院はミラクル義歯が作製できる数少ない歯科医院です。
研究グループの会員(FJ会員)として、少しでも良い入れ歯を作るため日々研鑽しています。
従来の入れ歯
厚みのある床部分により、上顎が大きく覆われています。
ミラクル義歯
基本的に金属のバネがないので、審美的で 入れ歯と気づかれません。
基礎部分に金属を使用して薄く丈夫な入れ歯にすることも可能です。
歯周病で前歯を無くされた方です。
ミラクル義歯で治療したことにより見た目の自然さや装着感が抜群で非常に満足されています。
通常インプラントを行うためには、顎の骨の状態が適応しない限り治療を行うことは難しく、全ての患者様が治療をできるわけではありません。また、手術による身体的な負担、経済的な負担が大きいこともあります。
その点ミラクル義歯は、今までの入れ歯に比べて格段に使いやすく噛めるようになります。
インプラントも噛み合わせを回復できる素晴らしい治療法ですので、一概にどちらが優れているとは言えません。しかし、残っている歯の本数次第ではありますが、ミラクル義歯をインプラントの前に試してみる価値は十分にあると思います。
詳しくは院長、またはスタッフまでお気軽にご相談ください。